【映画】ペット
■概要
主人公はペットである犬のマックス。マックスの飼い主はOLのケイティ(NY在住)。
ケイティが仕事で昼間に家を空けている間、ペット達が起こすドタバタコメディ。
■感想
<アメリカの文化編>
日本よりもアメリカの方がペットを飼いやすい環境が整っているのではないか、と思う箇所があった。また全体的にこの映画は犬びいきな表現が多く監督は犬好きなのは間違いない。猫の可愛い描写がひとつもない。
・犬の散歩代行が普通の日常として描かれている
・犬と猫の性格的な対立(アメリカも一緒だなー)
<映像表現編>
3Dアニメーションということで実写より表現の自由度が高いのはもちろんだが拘りがすごい。海の流れの自然差を見て、今のCGアニメーションのレベルの高さを感じた。
また、全体的なテンポの良さや、ディズニー映画さながらのミュージカル演出は特にお気に入りの部分。
・カメラワークがペットの視点なので全て低い
・マックスと同居犬のデュークのミュージカル演出のノリが最高
・映画全体のテンポ良く、飽きることない、1時間半の設定は絶妙
<ストーリー編>
ストーリー自体は登場人物が動物であるだけで、人間ドラマに置き換えても問題ない内容。
主人公のマックス(ペットとして飼い主が存在する)に対して飼い主から捨てられた元ペットの集団という敵対組織が存在しておりさながら富裕層 対 貧困層のような構図。
・飼い主に捨てられたペットの集まりのギャング集団
・マックスを救うため集まったペットのダイバーシティ
マックスの仲間たちが大活躍するのだけど、色んな動物や身体障碍者もメンバーに存在しており、アメリカ映画にありがちなダイバーシティを大事にする文化が見える。