【映画】365日のシンプルライフ
■概要
主人公兼監督のペトリ(ヘルシンキ在住)が家中の所有物を全て倉庫に預けて(パンツや靴下も!)1年間暮らす日常をドキュメンタリーとして描いた映画である。
ルールは2つ。
・1日1個まで倉庫から物を取ってきて良い
・1年間何も買ってはいけない
■感想
<おばあちゃん編>
映画の中に出てくるペトリのおばあちゃんが非常にチャーミングだった。
ペトリは何でもおばあちゃんに相談する性格で、今回の生活もおばあちゃんに相談したところ非常に印象的なセリフがいくつかあった。
・最期は全てを残すことになる
・人生は"モノ"でできていない
・家庭は"モノ"でできているわけではない
見た目的に90代ぐらいのおばあちゃんが言うセリフはとても示唆に満ちているように感じた。物に依存する考え方が精神的に幼稚な感じさえした。
<ヘルシンキの文化編>
ヘルシンキはフィンランドの首都で日本と同じようなショッピングモールがあり街は比較的栄えているように見えた。その中で、日本と同じような考え方や異なる文化が見えて面白かった。
・友達に彼女を紹介することが"真剣交際宣言"となる
・ペトリも日本人と同じようにMacbookやiPhoneを愛用している
・冷蔵庫などの家電を自分で修理出来ることが男の能力として必要とされている
・デートでキノコ採り
色んな国で色んな文化的背景を基に映画は出来ているので、そういったことを知っていることが教養ある人間なのだと思う。