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愛知県在住の独身35歳です。仲良くしてね。

【映画】The Founder_ハンバーガー帝国のヒミツ

 

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(字幕版)

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(字幕版)

  • 発売日: 2018/01/24
  • メディア: Prime Video
 

 

■概要
マクドナルドを創業したマクドナルド兄弟から主人公のレイクロックが経営権を奪ってマクドナルド帝国を作り上げるストーリー。

 

■感想
<シェイク用のマルチミキサーの営業>
現在あるマクドナルドは、マクドナルド兄弟が創業したものではなく兄弟とフランチャイズの契約をした主人公のレイクロックのものだとこの作品で初めて知った。
元はシェイク用のミキサー営業担当者でしかなかった。
このあたりのシーンは当時のファストフード文化が根付いていなかったアメリカの風景が見られて面白い。今では当たり前に紙に包まれたハンバーガーを食べているが、当時の価値観ではお皿があるのが当たり前のように、時代での価値観の違いを知れた。

 

マクドナルド兄弟との出会い>
ミキサー営業の中でマクドナルド兄弟と出会い、その極限まで効率化された営業システムを知るシーンが非常に興味深い。
今では当たり前になっているファストフードの考え方が、この当時は少数派でだからこそ多数派と異なることをやったので差別化出来たのだと感じた。

 

<全国へフランチャイズ展開>
クオリティの劣化を気にするマクドナルド兄弟を尻目に、レイクロックがビジネス視点でアメリカ全土にフランチャイズ展開を押し進めたのは職人と投資家の違いのようにも感じた。
同じお店を経営していても、その2つの視点は全く異なっており職人気質だけでは、きっと長くなく廃れていったと思う。ビジネスとして規模を広げるという考え方は、起業とはまた違う野心のように思った。

 

<土地をリースする不動産業へ転換>
フランチャイズで規模を大幅に拡大する中、レイクロックが一つのビジネス転換をしたのが、マクドナルドが今日まで残った秘訣だと分かる。
元々、利益の1.5%を受け取る契約だったが、それだとあまりに取り分が少なくなかなかビジネス拡大に繋げられなかった。
そこでレイクロックが取った作戦がフランチャイズのお店の土地を自分の所有物にして、フランチャイズオーナーにリース契約で貸し出すというもの。
これで店の売り上げに依らず、固定収入を得られる基盤が出来たため安定してマクドナルドの規模拡大に成功した。つまり不動産業になったといこと。
見方によっては、フランチャイズオーナーへの搾取のようにも見えるが飲食店としての生存確率は飛躍的に伸びる戦略だと感じた。

 

マクドナルド兄弟から経営権の購入>
クオリティ重視のマクドナルド兄弟と利益、規模拡大を目指すレイクロックの確執により、最終的にマクドナルドの経営権を270万ドルで購入することになる。
ある意味、マクドナルドというシステムが今後も必ず成功することに賭けたレイクロックの執念が分かるシーンだ。
この話を通じて、起業における成功とは『執念』がどれだけあるかによって決まってくるものだと感じた。